Logitec NAS LHD-NAS250V

これは Logitec NASにLinuxを入れるの続きです.

旧NASがなくなったため Logitec NAS LHD-NAS250V を購入することにしました.なかなく来なくて,臨時で Linuxで 3.5' HDDはい〜るKIT DUAL に紹介した Novac のHDDケースを使って研究室の共用スペースを作りましたが,HDDが壊れちゃいました(泣)...半分こいつのせいではないか.

結局取り寄せは三週間もかかったのです(おそっ!).届いたら,すぐにも Linux を入れてしまいました...というわけではなく,とりあえず調べることにしました.

セットアップ

概観

大まかの構成は,CPU C3 800MHz, 256MB RAM, 250GB HDD (Maxtror ??).後ろにUSBx2,シリアル,LAN,RGB,パラレル端子が露出していて便利そうですね.因にUSBキーボードで繋いだら BIOS 設定に入ることもできました.しかし残念ながら OS が認識しないので起動後入力できなくなります.

設定

設定の専用ソフトはもちろん,Webからの設定も相変わらず Linux を嫌がっているみたいですね.Win$s + IEでやってみたらいろいろ選択肢が出るのに,Linux + firefox/konqueror から接続したら,パスワード,IP設定,言語コードしか設定できない画面になります.せめてシステム終了や再起動ぐらいは,管理者のぼくにも(Linuxから)設定できるようにしてほしいですね...ということで,Linux を入れ直しすることに...いえ,待て,konquerorならブラウザの認識情報を変えられるから,やってみるじゃないか.

IEと名乗って接続してみました.やや不自然なところもあったが,うまく行きました.

じゃ,暫く様子を見てみましょう.

2005-04-02 続き

完成度がかなり高い.日本語も化けないし(ファイル名もフォルダ名も),Windowsから(Samba)もLinuxからも(NFS)OK.問題点として,動作音が前より高くなってしまいました.まあ,我慢できない程でもないから.

因に研究室にこのNASを嫌いな人がいる.冗長性RAIDではないからって.確かに信頼性として冗長のあるRAID1とかのほうがよい.しかし故障率もディスク台数倍になるよね(理論値:一台p,2台2p-p^2とか.実際はプラス発熱や電源等でもっと高い).この「故障率」という言葉は,数値以上に大きい.先任NASは2年間フール稼働してトラブルがなかった実績があります.一方,数ヵ月に一回ダウンして壊れたRAIDを修復しなくてはならない.あなたはどっちを選びますか.

ぼくは,このNASと定期バックアップを選びます.バックアップの間隔でトレードオフを取ります.因にバックアップの方法が簡単.例えばもう一台のバックアップマシンを用意し,NFSでこのNASのフォルダをマウントしてrsyncをかける.それをcrontabに入れて実行頻度でトレードオフを取るとよい.さらにもう一つの利点があります.バックアップマシンマシンは他のマシンのバックアップも取ることができます.